2019.10 リリース
本リリースでは、すべての製品に対し機能改善を行うのはもちろん、新製品もリリースすることができました。
過去 6 か月間に実施したリリースの概要を公開するにあたって、最も重要な新製品だけでなく、UiPath のプラットフォームが提供する新機能と改善点の一覧を作成しました。
これらの新製品や新機能について、フィードバックをお待ちしております。
Studio と Robot 2019.10
- Studio 2019.10 ガイド
- Robot 2019.10 ガイド
- ダウンロード リンク
ワークフロー アナライザーを使ったコードの品質管理
- あらかじめ組み込まれた自動化のベストプラクティス、もしくはカスタムのルールに沿って、プロジェクト内のコードを分析できます。
- パッケージをパブリッシュする前に、コマンド ライン サポートで検証できます。
- UiPath.Activities.Api パッケージを使い作成したカスタムのルールを、Studio に直接適用することができます。
- [変数の命名規則 (Variable Naming Convention)] と [引数の命名規則 (Arguments Naming Convention)] の正規表現式のルールを変更したため、UiPath インストール フォルダー内の Rules フォルダーから RuleConfig.json ファイルを削除することをお勧めします。新しいワークフローを開くことで、 RuleConfig.json ファイルは自動的に再生成されます。
新しい「デバッグ ファースト」アプローチ
- [ファイルをデバッグ (Debug File)]、[デバッグ (Debug Project)]、[ファイルを実行 (Run File)]、[実行 (Run Project)] をリボンに追加しました
- [ローカル (Locals)] パネルを改良し、引数、現在実行中およびその前に実行されたアクティビティのプロパティ、複雑なオブジェクトなどが表示されるようにしました
- [イミディエイト (Immediate)] パネル
- [ブレークポイント (Breakpoints)] パネル
- [ウォッチ (Watch)] パネル
- [コール スタック (Call Stack)] パネル
- [出力 (Output)] パネルを改良しました
次のデバッグ アクションをリボンに追加しました。
次のテスト アクションを追加し、デバッグ機能を向上しました
コマンド パレット
-
プロジェクト上で [コマンド パレット (Command Platte)] から [アクティビティを追加 (Add Activities)]、[アクティビティに移動 (Jump to Activities)]、[ファイルを開く (Go to a File)]、[ユニバーサル検索 (Universal Search)] を実行できます
-
[ユニバーサル検索 (Universal Search)] は、プロジェクト上のすべてのファイルを対象に検索を行い、スマートにグループ化された結果を表示します。
-
ワークフローのアクティビティの上部または下部にある「⊕」印から、アクティビティを手早く追加できます。
Git 連携の改良
- SSH 接続のサポートを開始しました
- ステータス バーからブランチの切り替えができます
アクティビティのプロジェクト設定
- [プロジェクト設定 (Project Settings)] 画面の [アクティビティ設定 (Activities Settings] から、UIAutomation と System パッケージに含まれるアクティビティのプロパティの既定値をプロジェクトレベルで設定できます。
UI の改良
- より多くのオプションが [設定 (Settings)] 画面に追加され、[ホーム (Home)] タブも新しくなり、より整った UI になりました
- ライセンスのアクティベーション ウィザードが新しくなりました
- タイトル バー からオンライン リソースを参照したり、製品フィードバックを送ったりできます
Orchestrator リソース パネル
- 新しい [Orchestrator リソース (Orchestrator Resources)] パネルには、クラシック フォルダーとモダン フォルダー両方のアセット、キュー、およびプロセスが表示されます。フォルダーを切り替えることもできます
実行時間の長いワークフローとオーケストレーション プロセス
- Studio のオーケストレーション プロセス テンプレートと Persistence.Activities パッケージのアクティビティを使うことで、長期実行のワークフローを作成できます
バックグラウンド プロセスの並列実行
- フォアグラウンドのプロセスが実行されている間でも、Attended ロボットによる複数のバックグラウンド プロセスの同時実行ができます。
- Attended ロボットが、ロボット トレイにプロセスを自動的にダウンロードし、開始するよう設定できます。
Orchestrator
- 長期実行のワークフローでは、複雑なシナリオを自動化できます
- 階層フォルダーにより、RPA 環境をより細かい単位で制御できます
- Active Directory との連携で、同じプラットフォーム上のすべてのユーザーが管理しやすくなります
- Attended ロボットの自動プロビジョニングにより、わずか数回のクリックでワークステーションの自動化を実現できます
- [キュー (Queue)] にいくつかの新しい機能を実装しました
- UiPath 製品のライセンスのアクティベーションがさらに容易になりました
- [資格情報ストア (Credential Stores)] サポートを大幅に改善しました
- [パッケージ エクスプローラー (Package Explorer)] では、Orchestrator のパッケージを直接検索できます
- インスタンスの機能を有効化/無効化することで、テナントを微調整できます
これらすべての機能が Community Cloud Platform Orchestrator インスタンスで利用可能ではない点にご注意ください。Cloud Platform のテナントで無効化されている機能の一覧は、こちらをご覧ください。
アクティビティ
- IntelligentOCR アクティビティ パッケージに、[キーワード ベースの分類子トレーナー (Keyword Based Classifier Trainer)] アクティビティを追加しました
- ユーザー エクスペリエンス向上のために、[検証ステーション (Validation Station)] ウィザードを改良しました
- UiPath.AI.ComputerVision.Activities パッケージを改良しました
- UiPath.Form.Activities パッケージで、ユーザーと対話するためのカスタム フォームを作成できます
- 多くの Orchestrator のアクティビティに新しい [フォルダーパス (Folder Path)] プロパティが実装されました。このプロパティは、トランザクション アイテムが既定のフォルダーではなく、特定のフォルダーに存在する場合に指定します。
- Orchestrator の指定したプロセスを実行するための [Run Parallel Process] アクティビティを追加しました。
- [プロセスを呼び出し (Invoke Process)] アクティビティで、ローカル コンピューター上にあるワークフローを呼び出せます。
- IT オートメーション アクティビティ: UiPath.Azure.Activities パッケージで、重要な Azure の操作を容易に自動化できます
- IT オートメーション アクティビティ: UiPath.Citrix.Activities パッケージで、必要に応じて Citrix 仮想マシンの管理とメンテナンスを行うプロセスを容易に自動化できます
UI Automation
- WebDriver プロトコルがサポートされ、ヘッドレス ブラウザーを自動化できます
- セレクターのあいまい検索
- セレクターの正規表現検索
- セレクターの最短一致検索
- コンピュータ ビジョン アクティビティを UIAutomation アクティビティ パッケージに移動しました
Connect Enterprise
- Connect Enterprise では、オートメーションのライフサイクル全体をすばやく確認できます。
ローカリゼーション/言語サポート
- 今回追加した言語は、簡体字中国語、韓国語、スペイン語、スペイン語 (ラテンアメリカ)、ポルトガル語 (ブラジル、ポルトガル)、およびトルコ語です。
本リリースの詳細
エンタープライズ向け 2019.10.1 のリリースノートはこちらをご覧ください
2019 年のリリース履歴は以下の通りです。
- UiPath Community Edition v2019.10.0
- UiPath Community Edition v2019.9.0
- UiPath Community Edition v2019.8.0
- UiPath Community Edition v2019.7.0
- UiPath Community Edition v2019.6.0
- UiPath Community Edition v2019.5.0
- Enterprise 2019.4 FTS リリース ノート
2019.10 パブリック プレビュー
- 現時点では LTS レベルの品質にはなっていませんが、複数の新しい製品の開発に取り組んでいます。パブリック プレビュー プログラムを公開しましたので、フィードバックをお待ちしています。
StudioX プレビュー版
- StudioX は一部のアプリケーションを容易に自動化できる新製品です。Excel スプレッドシートや Outlook メールと連携するプロセスをよりシンプルな方法で自動化できます。StudioX の狙いは、シチズン デベロッパーによる開発を推進し、Microsoft Office アプリケーションを利用するプロセスの作成と実行のための直感的なツールを提供することです。
- StudioX は Studio 内で別のプロファイルとして提供されています。StudioX への切り替え方法については、こちらをご覧ください。
Explorer Expert プレビュー版
- UiPath Explorer Expert はプロセス・ディスカバリー・ツールです。自動化対象となる候補業務についての詳細な情報を従業員から直接引き出すことができます。
- 詳しい情報はこちらをご覧ください。
新機能に対するフィードバックをお待ちしております