秋も深まる今日この頃いかがお過ごしでしょうか?
本日ようやく、UiPath Platform 2020 Long Term Support (20.10 LTS) のリリースをお知らせできる運びとなりました!
ニューノーマルへの対応など生活スタイルも一変する中での多くのチャレンジがありましたが、今までにないすばらしい体験を詰め込んだ製品になりましたのでぜひお試しください。
このリリースにおいて重要な機能の1つに、Interactive Sign In というものをご用意しました。これは、Orchestrator、Studio、Robot をこれまでになく高速かつ簡単に同期させる新しい機能です。 ユーザーアカウントをUiPath製品間で使用するメインリンクへ変更し、マシンキーを使用することなく、開発やライセンシング、RobotsとStudioをOrchestratorに接続する際の手続きを容易にします。
Discover
- Process Mining は直感的なプロセスの可視化など様々な改善を経て再構築され、分析結果に基づいてOrchestratorでタスクを自動的に処理するロボットを割り当てることができるようになりました。
Build
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UIAutomation および UIAutomationNext アクティビティパッケージが UIAutomation v20.10.5アクティビティパック に統合され、より使用しやすい形でご提供できるようになりました。
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StudioX は、GmailとOutlook 365のサポートを追加しメールの自動化機能を拡張しました。 以前はデスクトップ版のOutlookで機能していた既存のすべてのアクティビティで、GmailとOutlook365もサポートされるようになりました。
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Studio はData Serviceと統合され、Studio上で他のプロセスで使用できるデータを含むエンティティを作成、更新、および管理できるようになりました。
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Document Understanding は更に進化し、ファイル分割機能やAI Fabricを介した再トレーニングループを備えたカスタムMLモデルを提供します。
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あらゆる分野で活躍するテストチーム向けに、 Synthetic Test Data と Test Data Management を通して再現性が容易かつ高いカバレッジを提供するデータの作成および管理ができるようになりました。
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RPA testing はモックテストを可能にし、アクティビティを独立させ特定のテストケースの機能に集中できるようになりました。
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SAP Solution Manager はUiPathコンポーネントと統合され、SAPおよびSAP以外のアプリケーションのテストができるようになりました。
Manage
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OrchestratorUX は、エンタープライズ規模での使用を前提とした簡易な展開と管理ができるようになりました。モダンフォルダーがデフォルト設定となり、ロボットのアクティベーション操作、フォルダーごとのフィード機能、UiPath Connectから移行ツールを採用したりと、管理と移行が大幅に簡単になりました。 Orchestratorでの個人用ワークスペースがサポートされ、ユーザーは独自のパッケージとプロセスをOrchestratorで直接管理でき、管理者はそれらをエンタープライズ規模で構成できるようになりました。
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AI Fabric では、クラウドまたはオンプレミス(シングルノード、エアギャップ、マルチノード)で機械学習モデルを展開、消費、管理、改善できるようになりました。
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Test Manager は、ユーザー管理、添付ファイル、カスタムフィールドの操作を追加し、AzureDevOpsにも統合できるようになりました。
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Mobile Automation は、高度なデバッグ機能、画面上での操作、および変数を導入してテストの効率的に進められるようになりました。
Run
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Picture in Picture では、デスクトップをコピーしたウィンドウからAttendedプロセスを実行できるようになりました。 ロボットはPiPセッションで動作しメインのセッションは解放されたままになるため、ファイルへのアクセス、ドキュメントの変更、電子メールの送信など、自動化プロセスを中断することなくご自身の作業を実行できるようになりました。
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Trigger Scope と呼ばれる、トリガー用のまったく新しいスコープアクティビティを用意しました。 このアクティビティは、システムアクティビティパックv20.10.1に含まれていますが、UIAutomationとSystemの両方のパッケージにあるすべてのトリガーアクティビティで使用できます。
Engage
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UiPath Assistant は新しいデザインになり、お気に入りのプロセスを追加したり、プロセスを構成したりできるようになりました。一新された配色とユーザーインターフェイスにより、より快適で直感的なエクスペリエンスが実現できるようになりました。
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もう1つお知らせすべき機能は、 Action Center のモダンフォルダー対応です。 以前はクラシックフォルダーに制限されていましたが、フォルダーの種類に関係なくすべてのアクションセンターの機能を利用できるようになりました。
Measure
- このリリースではガバナンス面も強化しています。 OOTBダッシュボード での管理をより良くするために、Insights管理者用ツールよりOrchestrator内のユーザーの権限に応じてダッシュボードへのアクセスを共有および制限できるようになりました。 またInsights管理者用ツールの拡張機能により、分析したいプロセスとキューを「ホワイトリスト登録」できます。
最後に…
インストーラーは https://cloud.uipath.com/ のリソースセンターからダウンロード可能となっております。
本リリースはロングタームサポート(LTS)の対象となります。プロダクトライフサイクルの詳細については下記ページをご参照ください。
詳しい機能はリリースノートにて公開しております。日本語のリリースノートはまだ作業中ですが、ぜひご参照ください!