Automation Cloudのユーザーライセンス管理機能の有効化後にStudio/Attendedロボット端末でユーザーが実施すること

Question/Problem

Automation Cloudのユーザーライセンス管理機能の有効化後に、Studio/Attendedロボット端末でユーザーが実施するべきことが知りたいです。

Resolution

有人実行の場合は、ロボットからOrchestratorへ「対話型サインイン」を用いて接続する必要があります。
「対話型サインイン」を用いて接続することで、Automation Cloudで有人実行用のユーザーライセンスが取得できます。

次の手順に従って対話型サインインの設定を行ってください。

1. 現在のOrchestrator接続方法を確認する

対話型サインインで接続済みの場合

UiPath Assistant 右上の「設定」アイコンに、Automation Cloudユーザーのイニシャルが表示されている場合、ロボットは既に対話型サインインによってOrchestratorに接続されています。

ユーザー側で実施することはありません。

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対話型サインインで接続していない場合

UiPath Assistant 右上の「設定」アイコンが人型になっている場合、ロボットは「対話型サインイン」を用いて接続していません。次の手順に進んでください。

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2. 対話型サインインで、ロボットをOrchestratorに接続する

  1. Assistant右上の「設定」アイコンをクリックし、開いたメニュー内でさらに「設定」を選択します。image-20250610-080804.png
  2. 設定画面で「Orchestrator の設定」を選択します。「マシン キー」または「クライアント ID」を用いて接続済みの場合、以下2つに場合分けされます。
    2.1.有人実行のみの場合は「切断」ボタンをクリックしてOrchestrator接続を切断します。その後3.に進んでください。
    2.2. 有人実行と無人実行の両方を行いたい場合(Studio開発用途のユーザーライセンスと、無人実行用途のロボットライセンスの両方を取得したい場合)は、切断せずに切断ボタン右側にある「サインイン」を押下し、その後5.に進んでください。image-20250610-082023.png
  3. 「接続の種類」に「サービス URL」を選択します。「サービス URL」の選択肢が表示されない場合は、次の記事に沿ってロボットをユーザーモードとしてインストールします。

参考:
ロボットの稼働モードをサービスモードからユーザーモードへ切り替える方法を教えてください

5. Automation Cloudを利用する場合は、サービス URLの値を既定値の https://cloud.uipath.com としたまま、「サインイン」ボタンをクリックします。image-20250610-082612.png
6. Webブラウザが自動起動します。WebブラウザでAutomation Cloudにログインしていない場合は、ログイン画面が表示されるので、ライセンスを取得するAutomation Cloudユーザーとしてログインしてください。
※「対話型サインイン」によってOrchestratorに接続すると、WebブラウザでログインしたAutomation Cloudユーザーに紐づくライセンスを、Webブラウザ経由で取得します。「マシン キー」や「クライアント ID」利用時のような、ロボットマシンのWindowsアカウント情報とユーザーライセンスの紐づきはなくなります。image-20250610-082911.png
7. ログインが完了すると「UiPath を開きますか?」というポップアップが表示されるので、「UiPath を開く」をクリックしてください。
※ポップアップが表示されない場合は、下部の「お使いのブラウザーでこのリンクを開いてください」をクリックします。image-20250610-083300.png
8. UiPath Assistantに戻ります。
複数のテナントを利用している場合は、接続先のOrchestratorテナントを選択します。image-20250610-085357.png
9. UiPath Assistantの設定 > Orchestrator の設定画面に戻り、「サインアウト」ボタンが表示されていれば、対話型サインインによるOrchestrator接続が正常に完了しています。image-20250610-084018.png

参考:
「Robot を Orchestrator に接続する > サービス URL を使用する (対話型サインイン)」