Question
UiPath AssistantでOrchestratorの設定を行おうとすると「Orchestrator の設定を更新する権限がありません。IT 部門にお問い合わせください。」とのメッセージが出てOrchestrator URLやクライアントIDなどが設定できません。
Answer
原因
このメッセージはサービスモードでロボットをインストールし、Windows管理者権限を持たないユーザーがUiPath Assistantを起動すると表示されます。
解決策
ロボットの利用はAssistantから手動実行するAttendedロボットとOrchestratorから自動実行するUnattendedロボットの2種類あります。
また、ロボットのインストールモードはAttendedロボットに適したユーザーモードとUnattendedロボットに適したサービスモードの2種類があります。
ユーザーモードに切り替えるか、またはサービスモードのままAssistantをWindows管理者権限で起動することでAssistantのメニュー項目「Orchestratorの設定」を操作することができます。
Unattendedロボットとして利用する場合
ロボットのインストールモードをサービスモードのままUiPath Assistantの「Orchestratorの設定」を操作するにはAssistantをWindows管理者として起動する必要があります。
サービスモードの場合には、接続の種類が「クライアントID」または「マシンキー」の2種類が選択できます。Orchestratorテナントのマシン画面にて、マシンテンプレートを登録してクライアント資格情報またはマシンキーを生成し、Assistantの該当のフィールドに設定して接続します。
Attendedロボットとして利用する場合(ユーザーモードへの切り替え方法)
ロボットのインストールモードをサービスモードからユーザーモードに切り替えます。
コントロールパネルの「プログラムと機能」にて、UiPath Studioの「変更」をクリックしてインストーラーを起動し、「UiPath RobotをWindowsサービスとして登録する」のチェックを外すことでユーザーモードとなります。
参考:「ロボットの稼働モードをサービスモードからユーザーモードへ切り替える方法を教えてください 」
タスクマネージャーのサービスタブに「UiRobotSvc」が存在しなければユーザーモードと判別することもできます。またAssistantの「Orchestratorの設定」画面にて、接続の種類に「サービスURL」を選択できればユーザーモードで動作しています。
ユーザーモードでインストールした場合にはWindows管理者特権のないユーザーでもAssistantの「Orchestratorの設定」画面を操作できます。
※新規インストール時にユーザーモードと設定することもできます。