Orchestratorテナント設定のスケーラビリティタブで「SignalR (ロボット)」を無効化するとどんな影響がありますか?

:grey_question: Question

Orchestratorテナント設定のスケーラビリティタブで、SignalR (ロボット)を無効化するとどのような影響がありますか?

:bulb: Answer

Orchestratorは、ロボットやWebブラウザとの通信方法の一つとしてSignalRをサポートします。
Orchestratorテナント設定のスケーラビリティタブでSignalR (ロボット)を無効化すると、Orchestrator - ロボット間の通信においてSignalRが利用されなくなり、以下の影響があります。

影響1:Unattended ロボット(無人オートメーション)をご利用の場合に、リアルタイムでのジョブ割り当てができなくなる。
SignalR (ロボット)が有効な環境では、ジョブ作成後に利用可能なロボット端末へ、即座にジョブを割り当てることができます。
SignalR (ロボット)が無効な環境では、ジョブ作成~ロボット端末への割り当てまで、デフォルトでは最大30秒間の待ち時間が発生します。

影響2:Unattended ロボット(無人オートメーション)をご利用の場合に、ライブストリーミング機能の前提条件を満たさなくなり、ジョブ実行中のUnattended ロボット画面をOrchestratorからリアルタイムで確認できなくなる。
※ライブストリーミング機能は、Automation Cloud内のOrchestrator + ロボット v2023.4以降でご利用いただけます:Orchestrator - ライブ ストリーミングとリモート制御

なおSignalR (ロボット)を無効にしても、Orchestrator - Webブラウザ間の通信では引き続きSignalRが利用されます。