Question/Problem
「スマートアプリコントロール」機能が有効になっているWindows11端末へStudioインストールしようとすると失敗します。
インストールを行ったユーザーアカウントには管理者権限が付与されています。
Error
MSI (s) (6C:F8) [13:32:24:890]: Product: UiPath Studio -- Error 1920. Service 'UiPath Update Service' (UiPath.UpdateService) failed to start. Verify that you have sufficient privileges to start system services.
CodeIntegrity 3077 (18)
Code Integrity determined that a process (\Device\HarddiskVolume3\Windows\SysWOW64\msiexec.exe) attempted to load \Device\HarddiskVolume3\Windows\Installer\MSIB083.tmp that did not meet the Enterprise signing level requirements or violated code integrity policy (Policy ID:{0283ac0f-fff1-49ae-ada1-8a933130cad6}).
Root Cause
Windows11に搭載されている「スマートアプリコントロール」機能がオンになっていることが原因です。
この機能は2025年2月現在、デフォルトでは無効になっているもので、他社製品のインストーラーでも同様の事象が発生することが報告されています。
参考:
Windows でアプリを実行しようとすると、スマート アプリ コントロールがチェックして、インテリジェントなクラウドを利用したセキュリティ サービスがその安全性について自信を持って予測できるかどうかを確認できます。 サービスがアプリが安全であると判断した場合、Smart App Control によってアプリが実行されます。 アプリが悪意のある、または望ましくない可能性があると思われる場合は、スマート アプリコントロールによってブロックされます。
セキュリティ サービスがアプリに関して自信を持って予測できない場合、Smart App Control は、アプリに有効な署名があるかどうかを確認します。 アプリに有効な署名がある場合は、Smart App Control によって実行されます。 アプリが署名されていない場合、または署名が無効な場合、Smart App Control は信頼されていないと見なして保護のためにブロックします。
Resolution
「Windows セキュリティ」>「アプリとブラウザー コントロール」>「スマート アプリ コントロール」を開き、スマートアプリコントロールをオフにしてからインストールを実施してください。
※この操作には管理者権限が必要です。