『スクリーンショットを作成』で「ハンドルが無効です。」エラーが発生

:grey_question: Question

OrchestratorからUnattendedロボットを実行すると『スクリーンショットを作成』アクティビティで以下のエラーが発生することがあります。

エラーメッセージ:ハンドルが無効です。

:bulb: Answer

以下3点の回避策をご確認ください。

回避策1.『スクリーンショットを作成』アクティビティの前に『待機』アクティビティを配置

ジョブ実行開始直後に、画面がまだ用意されていない時にスクリーンショットを取得しようとして失敗した事例がありました。
この場合は、『スクリーンショットを作成』アクティビティの前に『待機』アクティビティを配置することで改善する可能性があります。

回避策2. ロボットマシンから全Windowsユーザーを事前にログアウト

ロボットがインストールされたマシンについて、人間がマシンにアクセスした際、Windowsログアウトしているか確認ください。
Unattendedロボットの場合で、マシンに複数ユーザーがログイン可能な場合には、ロボットマシンから全Windowsユーザーを事前にログアウトしておくことを推奨します。
Windowsログアウトの代わりに「×」ボタン等から画面を閉じただけの状態ではユーザーログアウトできておらず、この時ロボットがジョブ実行時に正常にフォアグラウンドでセッションを作成できず、バックグラウンドでジョブ実行をすることがあります。
バックグラウンドでは、画面(グラフィカルインターフェース)が存在しないため、この状態でスクリーンショット取得が失敗することが考えられます。

回避策3. 最小化されたリモートデスクトップ画面でタスクを実行

ロボットがジョブ実行中に、ロボットマシンにリモートデスクトップ接続し、リモートデスクトップ画面を最小化するような操作を行っている場合、リモートデスクトップ画面を最小化すると、スクリーンショット取得や画面上のUI操作が失敗することが考えられます。
ジョブ実行中にロボットマシンにリモートデスクトップ接続してジョブ実行の様子を観察することがある場合には、以下の手順を実施ください。

参考:
最小化された RDP ウィンドウでタスクを実行する
https://docs.uipath.com/robot/lang-ja/docs/executing-tasks-in-a-minimized-rdp-window