WinActorを4年間使ってきて、最近仕事の関係でUiPath Studio Enterprise Editionを使い始めた者です。WinActorはワークフロー全体をフローチャートとして一望できるため、全体の見通しがつけやすいのですが、UiPathはワークフロー全体が見通しにくいと感じています。
その大きな原因が、多くのアクティビティに存在する「ダブルクリックして表示」です。
これをクリックすると、アクティビティの内部が拡大されてそのアクティビティの詳細が分かりますが、引き換えにそのアクティビティの前後関係が分かりにくくなります。
「ダブルクリックして表示」した先に、また別の「ダブルクリックして表示」が存在すると、垂直方向に、どんどん深堀りしていくことになり、ますます全体像が分かりにくくなります。
UiPath開発者としては、開発画面の一番上に1行でアクティビティ階層が表示されているためそれを見て欲しいと言いたいのかもしれませんが、ワークフローに「条件分岐」や「フロー条件分岐」がある場合は、これでは不十分です。
「ダブルクリックして表示」しなくても、最初から、ダブルクリック先が表示されている設定はないでしょうか?
普段、Studioで開発されるときに「シーケンス」と「ワークフロー」のどちらをお使いですか?
シーケンスの場合、デフォルトの設定では折りたたみがない(=「ダブルクリックして表示」の先の、表示されている状態)でアクティビティが配置されるかと思います。
フローチャートで開発すると確かに折りたたみがされてしまい、前後のつながりがわかりにくくなるというのは理解できます。その場合は、処理のうち類似するものをシーケンスで囲うなどして、まとまりを作るようにすると良いと思います。
まずは写真をご覧ください。
シーケンスの中に「ダブルクリックして表示」が見えるアクティビティがありますが、これを「ダブルクリックして表示」先を予め表示させる設定があるということでしょうか?
そのような設定がどこにあるか教えてください。
デザインパネルの右上に、「すべて展開」というテキストがありますでしょうか?
これをクリックしますと、折りたたみ表示されているものがすべて展開され、ご期待の動作になるかと思います。
もし「復元」となっていたら、一度そのテキストをクリックして、もう一度お試しください。