【概要】
Outlookからメール受信時、フィルタを使用して絞り込みを行う方法を解説します
[Outlook メールメッセージを取得(Get Outlook Mail Messages)]アクティビティにあるFilterプロパティを使用します。別の方法としては、mailmessageオブジェクトのfromプロパティからメールアドレスを特定し方判別する方法、Outlook仕分けルールを使用し、受信フォルダ以外のフォルダに振り分け、そのフォルダをMailFolderプロパティに指定する方法がございます。本設定を行うことで特定のプロセスが使用するメールのみを受信することが可能です。
【詳細】
Get outlook mail messagesアクティビティのFilterプロパティ設定例は、以下の通りです。
例)件名での絞り込み
"[Subject]=‘UiPath アカウントへようこそ’"例)送信アドレスでの絞り込み
"[SenderEmailAddress]=‘noreply@UiPath.com’"
ただし、送信アドレスの絞り込みが使用できるのは、SMTPで受信したメール(SMTP形式のメールアドレス: username@example.com 形式のもの)のみとなります。
Exchangeサーバー内で送受信されたメールは、SMTP形式ではなくX.500形式のメールアドレスが設定されるため、フィルタに使用できません。例)ワイルドカードでの絞り込み
"@SQL=urn:schemas:httpmail:subject LIKE ‘%アカウント%’"例)複合条件での絞り込み
"[Subject]=‘UiPath アカウントへようこそ’ and [SenderEmailAddress]=‘noreply@UiPath.com’"
動作することを以下バージョンにて実施しております。 Filterプロパティ設定例につきましては、あくまで唯一無二の実装方法ではなく、ひとつの例となります。
UiPath.Mail.Activities (Version:1.2.6863.29868)
Get outlook mail messagesアクティビティのFilterプロパティの設定方法は、
下記ページをご参照ください。