Edgeブラウザ バージョン 128 へアップグレード後にUIAutomationでの自動化で問題が発生する

■ 重要なお知らせ

本事象の内容については後続の「発生している問題」以降をご覧ください。

この問題は Microsoft Edgeブラウザ 128.0.2739.54 以上で修正されました。

つきましては Edge ブラウザのアップデートを行うことを恒久的な対応として実施頂きますようお願いいたします。

Fixes

  • Fixed an issue that caused custom configured start pages to be stuck in the loading state.

アップデートの実施手順

  1. edge://settings/help を開きます。

  2. アップデートがある場合、自動的にダウンロード及びインストールが開始されます。

  3. インストール後に表示される [再起動] ボタンをクリックします。

  4. edge://settings/help を開き、アップデートが行われたことを確認します。


■ 発生する問題

最近のMicrosoft Edgeブラウザのアップデートに関連して、Edge ブラウザバージョン 128.0.2739.42 およびそれに類似したバージョンへのアップグレード後、ブラウザの自動化機能に問題が生じることがあります。

発生する問題の例:

  • ブラウザでページが読み込まれず、読み込み中のままエラーになってしまう。

■ Microsoft Edgeブラウザのバージョンを 128.0.2739.54 以上に上げられない場合の対処方法

対処方法として以下を検討いただくことが可能です:

方法A: Edgeブラウザを起動する際の引数を UIPATH_EXTRA_CMD_ARGS_EDGE 環境変数から設定する

この方法はUiPath.UIAutomation.Activities v20.10以上で使用可能です。

Windowsの検索から [環境変数を編集] を開き、 UIPATH_EXTRA_CMD_ARGS_EDGE 環境変数を作成し、 --disable-features="msIrm, msIrmv2, msEndpointDlp" という値を指定します。

方法B: Edgeブラウザを起動する際の引数に 「–disable-features=“msIrm, msIrmv2, msEndpointDlp”」 を追加する

次のいずれかの箇所から設定を行ってください:

・[プロジェクト設定] > [UI Automation クラシック] > [ブラウザー] > [Edge ブラウザー起動用の追加引数]
この方法はUiPath.UIAutomation.Activities v23.10以上で使用可能です。

・『アプリケーション/ブラウザーを使用』アクティビティのプロパティ

方法C: Edgeブラウザを以前の安定版(例:バージョン 127.0.2651.105)にロールバックする

重要な注意事項:
ブラウザのロールバックを行う際は、以下の点にご留意ください:
最新バージョンには重要なセキュリティアップデートが含まれている可能性があり、ロールバックによってこれらの修正が適用されなくなる可能性があります。

参考:

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