対象者
Windows 10上でUIAutomationでのUI操作をUnattendedで実行している全てのユーザー。
問題
マイクロソフト社は、「ニュースと関心事項」機能をWindowsのタスクバー上でデフォルトで利用可能/有効にし、PCユーザーに順次提供していくことを発表しました。
Windows 10 v1909でUI自動化の失敗が増えていることが確認されています。これは、Windowsパッチ「10.0.18363 N/A Build 18363」によって誘発されたものと思われますが、この問題を引き起こすパッチはそれだけではないかもしれません。
具体的には、Windowsのパッチにより、「ニュースと関心事項」のフィードがデフォルトで有効になります。この小さなウィンドウがフォーカスを奪い、自動化のターゲットとなる要素のフォアグラウンド(最前面)への移動を妨げます。
実行ログに以下のようなエラーが見られます:
“Timeout reached.”
または
“Cannot bring the target application in the foreground. The action was blocked by the current foreground window ‘Feeds’ from the process ‘searchui.exe’.
解決策
このエラーは、「ニュースと関心事項」のフィードを無効にすると回避できます。
グループポリシーを編集することで設定を行うことができます。「ローカルグループポリシーエディタ」にアクセスします。
次の箇所に移動します。
「コンピューターの構成」->「管理用テンプレート」->「Windows コンポーネント」->「ニュースと関心事項」->「タスクバーのニュースと関心事項を有効にする」
そして設定を無効にします。
本稿はこちらの記事を翻訳したものです。