アプリケーションプールの「リサイクル」「要求制限」の値を規定値(0)から変えるとどのような影響がありますか

:grey_question: Question

アプリケーションプールの「リサイクル」「要求制限」の値を規定値(0)から変えるとどのような影響がありますか。

:bulb: Answer

アプリケーションプールの「リサイクル」「要求制限」の値は、アプリケーションプールがリサイクルされるまでに処理できるリクエストの最大数となります。

そのため、この値が指定された場合、高頻度にアプリケーションプールのリサイクルが発生する可能性があります。

「要求制限」の値が規定値(0)以外のときに発生しうる事象としては以下があります

事象1:「OrchestratorWebのログイン画面を開くのに時間が掛かる時間帯がある」

事象2:「OrchestratorのWebページにアクセスすると「Sory! An error occurred and the page will reload(#199)」と表示されることがある」

事象3:「ロボットがOrchestratorから切断される」

事象4:「APサーバのアプリケーションログにOrchestrator関連のログが大量に表記されるようになった。」

上記事象が問題となる場合、次のような方法で問題を解消することが可能です。

・「要求制限」の値として既定値の"0"または十分に大きな値を設定する

・「特定の時間」にアプリケーションプールのリサイクルを行うように設定する

なお、この設定によりアプリケーションプールのリサイクルが行われたかどうかは次のログから確認が可能です。

システムログに次のログが出力されます。

アプリケーション プール ‘UiPath Orchestrator’ で使用中のプロセス ID XXXX のワーカー プロセスはリサイクルが必要です。プロセスの要求が許可された制限値に達しました。

こちらは一例となりますが、アプリケーションログに次のようなログが出力されます。

例1:操作は取り消されました。

例2:タスクが取り消されました。

例3:Could not authenticate robot

例4:リモート ホストは接続を終了しました。エラー コードは 0x800704CD です。System.Web.HttpException (0x800704CD): リモート ホストは接続を終了しました。エラー コードは 0x800704CD です。