Question
Unattendedロボットが使用するWindowsセッションを「コンソールセッション」または「RDPセッション」に指定する方法を教えてください。
Answer
UnattendedロボットはOrchestrator上の当該ロボットの設定、およびロボット端末上の設定ファイルの内容により異なるWindowsセッションを使用します。
そのため下記の手順を参照しOrchestrator上の当該ロボットの設定、およびロボット端末上の設定ファイルをUnattendedロボットが希望する動作になるように変更してください。
Orchestrator上のロボット設定
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「Orchestratorの テナント > アクセス権を管理 > 当該アカウントの編集 > ロボットの設定」を開きます。
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「セッションの設定 > コンソールへログイン」の状態を確認します。
- トグルが無効
トグルが無効となっている状態が既定となります。
この場合は後述するロボット端末上の設定が適用されます。
そのためOrchestratorからUnattended ロボットが使用するWindowsセッションをコントロールするにはトグルを有効にして設定を行います。
- トグルが有効かつ「はい」
トグルが有効かつ「はい」の場合、ロボットはコンソールセッションを使用します。
- トグルが有効かつ「いいえ」
トグルが有効かつ「いいえ」の場合、ロボットはRDPセッションを使用します。
- Orchestrator上の「コンソールへログイン」のトグルが無効の時はロボット端末上のUiPath.Settingsファイルの「LoginToConsole」の設定値(TrueまたはFalse)を確認します。
UiPath.Settingsファイルのデフォルトの格納場所は「%ProgramData%\UiPath」です。
上記の動作をまとめたものが次の表です。
Orchestratorの「コンソールへログイン」のトグル | Orchestratorの「コンソールへログイン」の設定値 | ロボット端末のUiPath.Settings内のLoginToConsole | ロボットが使用するセッション |
---|---|---|---|
無効(デフォルト) | ※トグル無効時は設定不可 | True | コンソールセッション |
無効(デフォルト) | ※トグル無効時は設定不可 | False | RDPセッション |
有効 | はい | ※トグル有効時は反映しない | コンソールセッション |
有効 | いいえ | ※トグル有効時は反映しない | RDPセッション |
ロボットとWindowsセッションに関するより詳細な情報については次のガイドを参照してください。
「Robot ガイド > Windows セッション」