Studio上でWindows レガシプロジェクトを使用したい場合[使用できる対応フレームワーク] の設定方法

Question/Problem

UiPath Studio 2024.10以降のバージョンでは、旧バージョンの Studio で作成された Windows レガシプロジェクトの編集と実行は引き続き可能ですが、既定では、作成できるプロジェクトは Windows プロジェクトとクロスプラットフォーム プロジェクトのみです。

Windows レガシプロジェクトを作成したい場合、[使用できる対応フレームワーク] を設定することで利用できるようですが、具体的な手順を教えてください。

Resolution

■ Automation Cloudをご利用の場合

Automation Ops のガバナンスポリシー機能で「Studio のポリシー」の「使用できる対応フレームワーク」が設定可能です。

参考:
Studio のポリシーの設定

抜粋
使用できる対応フレームワーク - Studio プロファイルでプロジェクトを作成する、または開くときに使用できるターゲット フレームワークを、Windows - レガシ、Windows、クロスプラットフォームから選択します。

ご参考までに、手順は以下の通りです。
1.Automation Ops > ガバナンス 画面にで、「製品ポリシーを追加」ボタンをクリックします。

2.ポリシーを追加 画面にで、ポリシーの名前を入力し、製品に「Studio」を選択して追加します。

3.[使用できる対応フレームワーク]を有効化し、ご希望のフレームワークのチェックボックスをONに設定します。


※ [既定の対応フレームワーク] および [使用できる対応フレームワーク] の各設定は、ポリシー テンプレート バージョン 21.10.0 以降でご利用いただけますのでご注意いただけると幸いです。ポリシー テンプレート バージョンにつきまして、Automation Ops > ガバナンス 画面の右上の[設定]画面にでご確認いただけます。

4.必要に応じて、以下のガイドをご参考の上、他のStudioポリシーを設定し、ポリシーを保存します。
参考:
Studio のポリシーの設定

5.以下のガイドをご参考の上、テナント/グループ/ユーザーレベルでポリシーをデプロイします。
参考:
ガバナンス ポリシーをデプロイする

■ スタンドアロンライセンスのStudioをご利用の場合

設定手順は以下の通りです。

1.Studio > Backstage ビュー > [ヘルプ] タブに移動して、[ガバナンス ファイルを生成] > [モダン ポリシー]を選択します。


その後、「UiPath.policies.config」 という名前の .config ファイルがダウンロードされます。
参考:
ガバナンス ファイルを生成する

2.テキストエディタにで、[AllowedProjectFrameworks]を修正して保存します。

-------- 修正例 --------
“AllowedProjectFrameworks”: {
“Classic”: true,
“Modern”: true,
“CrossPlatform”: true
},

参考:
ガバナンス ファイルを設定する

3.修正後の「UiPath.policies.config」をStudio がインストールされているマシンの Roaming フォルダー(C:\Users<ユーザー名>\AppData\Roaming\UiPath)に配置します。

4.Studioを再起動し、ガバナンス ファイルの設定が反映されているかどうかを確認します。