Outlookを使用したメール送信時のエラー回避方法

【概要】

Outlookを使用する上での開発に関わる注意事項を解説します。環境によっては、[Outlook メールメッセージを送信(Send Outlook Mail Message)]アクティビティ実行時に下記エラーが発生する可能性があるため、回避方法を提示します。


  • Send Outlook Mail MessageMessage: 操作は中断されました (HRESULT からの例外: 0x80004004 (E_ABORT))
  • Mail has thrown an exception Message : Account not found : xxxxxx@yyy.co.jp Exception Type : ArgumentException
  • Send outlook mail : CLSID {0006F03A-0000-0000-C000-000000000046} を含むコンポーネントの COM クラス ファクトリを取得中に、次のエラーが発生しました: 80080005 サーバーの実行に失敗しました (HRESULT からの例外:0x80080005 (CO_E_SERVER_EXEC_FAILURE))
  • Uncable to cast COM object type ‘Microsoft.Office.Interop.Outlook.ApplicationClass’ to interface type ‘Microsoft.Office.Interop.Outlook._Application’

本設定を行うことで、[Outlook メールメッセージを送信(Send Outlook Mail Message)]アクティビティ実行時、エラーを回避できる可能性があります。エラー発生有無は、Execution.logにError {“message”:"Send Outlook Mail Message:と出力が行われるため、確認が可能です。

【詳細】

各企業様で使用されるOutlookには様々なアドオンが組み込まれており、メール送信をバックグラウンドで実行しようとすると実行が止まってしまうことがあります。例えば、セキュリティの観点でバックグラウンドでのメール送信実行を防ぐようなものが組み込まれている事が原因と考えられます。上記を回避するため、Outlookアプリケーションを起動を行ってから、[Outlook メールメッセージを送信(Send Outlook Mail Message)]アクティビティを使用を推奨します。


対処方法1での対応をご検討下さい。
下記エラーが発生した場合のみ、対処方法2での対応をご検討下さい。

Uncable to cast COM object type ‘Microsoft.Office.Interop.Outlook.ApplicationClass’
to interface type ‘Microsoft.Office.Interop.Outlook._Application’


対処方法1

  1. [アプリケーションを開く(Open Application)]アクティビティ、もしくは[プロセスを開始(Start Process)]アクティビティを使用し、Outlookアプリケーションを起動します。
  2. [Outlook メールメッセージを送信(Send Outlook Mail Message)]アクティビティでメール送信を行います。

対処方法2

  1. コントロール パネル - プログラムと機能からMicrosoft Office アプリケーションに対して、変更メニューを選択し、復旧を行います。
  2. 上記で解決しない場合、Microsoft Office アプリケーションの再インストールを行います。
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