ロボット実行時に「{http://schemas.uipath.com/workflow/activities/xxxxx} xxxxxxxxxxx'を作成できません」エラーが発生する

:grey_question: Question

ロボット実行時に以下のエラーが発生しロボットが実行できません。
「{http://schemas.uipath.com/workflow/activities/xxxxx} xxxxxxxxxxx’を作成できません」エラー

:bulb: Answer

原因

当該ロボット端末のフォルダ「%userprofile%.nuget\packages」に、利用しているアクティビティパッケージが存在しないことで問題が発生します。
例えば「UiPath.Word.Activites」が何らかの原因で正常にダウンロードすることができず、当該エラーが発生していると考えられます。

主な原因は、以下となります。
(a)ロボットをオフライン環境で動作させている
(b)必要なパッケージがOrchestratorにアップロードされていない
(c)プロキシを利用しており、パッケージのダウンロードで利用する pkgs.dev.azure.com、*.vo.msecnd.netwww.nuget.org (ポート 443)のアクセスを許可していない
(d)ファイアウォールやセキュリティソフトなどにより、パッケージのダウンロードに必要なURLへのアクセスがされないように設定されている

ロボットが接続するサービスの定義は、以下URLをご参照ください。

参考:
ロボットが接続するサービス
https://docs.uipath.com/robot/lang-ja/docs/services-the-robot-connects-to

解決策

最初にフォルダ「%userprofile%.nuget\packages」に「UiPath.xxxxxxxxxxx.Activites」フォルダが存在するか、ご確認ください。
※「UiPath.xxxxxxxxxxx.Activites」が存在する場合は、必要なバージョンのフォルダが存在するかという点もご確認ください。
存在しない場合は、以下の方法で対応ください。

【オンラインの場合の確認点】
プロキシをご利用でない場合、セキュリティソフトにより、パッケージのダウンロードに必要な以下のURLへのアクセスがされないよう制限されているかご確認ください。
パッケージのダウンロード - pkgs.dev.azure.com、*.vo.msecnd.netwww.nuget.org (ポート 443)

プロキシをご利用の場合、下記の(a)、(b)をご参照ください。

(a)プロキシ認証方式、Robotバージョン、Robotの動作モードを確認の上、以下の設定を行ってください。
参考:
Robot→Orchestrator 接続時のプロキシ設定
https://www.uipath.com/ja/community-blog/knowledge-base/robot-orchestrator-proxy-configuration-v202210

(b)ホワイトリスト登録
既定では、ポート443の下記への通信が確立されていれば、パッケージをダウンロードすることが可能ですので、以下貴社ネットワーク環境(例:プロキシをご利用の場合プロキシサーバー)のホワイトリストに登録頂けますでしょうか。
パッケージのダウンロード - pkgs.dev.azure.com、*.vo.msecnd.netwww.nuget.org (ポート 443)
参考:
ロボットが接続するサービス
https://docs.uipath.com/robot/lang-ja/docs/services-the-robot-connects-to

【オフラインの場合の確認点】
以下(a)、(b)のいずれかをお試しください。

(a)オンライン環境にある別端末で以下のURLから直接アクティビティパッケージをダウンロードして、開発環境またはロボット環境の「C:\Program Files (x86)\UiPath\Studio\Packages」あるいは「C:\Program Files\UiPath\Studio\Packages」に配置します。
https://www.myget.org から直接アクティビティパッケージをダウンロードします。
コマンドあるいは直接Myget.orgのURLからアクティビティパッケージ(nupkgファイル)をダウンロードし、
ディレクトリ「C:\Program Files (x86)\UiPath\Studio\Packages」あるいは「C:\Program Files\UiPath\Studio\Packages」に配置します。
(例えばPowerShellコマンドでダウンロードした場合は、アクティビティパッケージは自動的にこのディレクトリに配置されます)
通常パッケージの新規ダウンロードもしくはバージョン更新が必要とロボットが判断した場合、https://www.myget.org より先にローカルのディレクトリを確認しにいきます。
このローカルディレクトリにダウンロードしたアクティビティを配置しておくことで、https://www.myget.orgへのアクセスをせずにパッケージのダウンロードをすることができるようになる仕組みとなります。

パッケージのダウンロードは"https://www.myget.org/feed/workflow/package/nuget/{パッケージ名}"あるいは "https://uipathpackages.myget.org/feed/packages/package/nuget/{パッケージ名}"で可能です。
例えば、UiPath.Word.Activitiesのv1.3.4のURLは以下の通りです。
https://www.myget.org/feed/workflow/package/nuget/UiPath.Word.Activities/1.3.4

(b)正常に動作する環境から直接アクティビティパッケージをコピーします。
正常に動作する環境が存在する場合、正常に動作するStudioの「C:/Program Files(x86)/UiPath/Studio/Packages」に配置されている、アクティビティパッケージを問題の発生するStudioの「C:/Program Files(x86)/UiPath/Studio/Packages」に配置ください。
※64bit版のStudioをご利用の場合、「C:/Program Files/UiPath/Studio/Packages」をご利用ください。
この状態でロボットのプロセスを実行すれば、事象は解消されます。

上記で事象が解消しない場合は、以下の情報を弊社サポートにご提供ください。

(ⅰ)オンライン/オフライン環境のどちらをご利用か
(ⅱ)Orchestratorのご利用があるか。オンプレミス版かそれともCloud Orchestratorか。
(ⅲ)プロキシのご利用があるか。プロキシ認証の有無、また認証はどのように行われているか。(基本認証、Windows認証等)
(ⅳ)ファイアウォールおよびセキュリティソフトによる制限はあるか。
(ⅴ)DiagnosticToolによるログ取得
■取得手順
(1)UiPath.DiagnosticTool.exeを起動
場所:
C:\Program Files (x86)\UiPath\Studio\(OSが64bitでStudioが32bitの場合)
C:\Program Files\UiPath\Studio\ (それ以外の場合)
(2)「Studio/Robot/アクティビティの問題」にチェックを入れ、次へ > 収集 > 次へ > エクスポート
生成されたファイルをお送りください。