HAA (High Availability Add-on)マスターノードが切り替わった日時の調査方法

:grey_question: Question
HAA (High Availability Add-on) にて、クラスターのステータスを見ていたところ、以前とは異なるノードがマスターノードになっていました。いつ変更されたか調査することは可能でしょうか。

:bulb: Answer

HAAの cluster_wd.log ファイルをご確認いただくことで変更日時を特定することができた事例があります。

下記エントリーが、マスターノードが変更された際に記録されたログの一例です。

yyyy-MM-dd hh:mm:ss,sss INFO cluster_wd MasterSelection: Found new master (‘[Node_ID]’, ‘[IPアドレス]’, 111348339)

【ログの取得手順】

i. ノード1で以下コマンドを実行し、rladmin.logとrlcheck.logの所有者とグループをredislabs(既定ではrootが所有)に変更します。

  • sudo chown redislabs:redislabs /var/opt/redislabs/log/rladmin.log
  • sudo chown redislabs:redislabs /var/opt/redislabs/log/rlcheck.log

ii. 各ノードで、以下コマンドを実行します。

  • rlcheck --continue-on-error

iii. クラスターレベルのパッケージを取得する以下コマンドを実行します。

  • rladmin cluster debug_info​

cluster_wd.log ファイルは上記コマンドにより生成される「debuginfo.yyyyMMdd-hhmmss.tar.gz」ファイル内に存在します。

上記gzファイルを解凍すると以下のフォルダが作成されますが、各node_xのフォルダー内にcluster_wd.logファイルが存在しますので、これらのファイルを検索してみてください。

  • cluster.txt
  • database_3
  • node_1
  • node_2
  • node_3